不動産査定の金額はあくまで目安!買取価格ではない
不動産査定で提示される価格はあくまで目安であり、買取価格ではないです。
どういうことなのでしょうか。
不動産査定は主に2種類あります
机上査定
簡易査定とも呼ばれる方法です。
不動産情報(立地、築年数、不動産のタイプなど)をベースに、公示価格や取引事例等のデータを見ながら査定します。
現地調査をするわけではありませんから、やはり「目安」となります。
買取価格ではないですよね。
ただ、机上査定はかなりスムーズに進みますから、「とりあえずだいたいの相場を知りたい」という人にはかなりおすすめです。
訪問査定
不動産業者のスタッフが建物を直接見て査定する方法です。
周辺環境、設備・室内の状態、土地の地形のチェック、道路との接道状態……などなど色々と確認してくれます。
そのため、机上査定と比べれば不動産査定の精度は高いと言えます。
しかし、精度が高いとはいえ、あくまで「目安」です。
これも買取価格ではないと言えます。
「売り出し価格」と「売却査定価格」とは?
売却査定価格:90日くらいで売却に成功すると予想できる金額
売り出し価格:実際に売り出す価格
となっています。
実は、売り出し価格は売り手自身が決めることになります。
そして、
すぐに売りたい→売却査定価格と売り出し価格を合わせる
ある程度時間がかかってもいい→売り出し価格を売却査定価格よりも少し高くする
といった方針にすることをおすすめします。
また、結局は「買い手がつくかどうか」にかかっています。
買い手がつかなければ、価格を徐々に下げていかなければなりません。
ですから、やはり「不動産査定での価格はあくまで目安であって、買取価格ではない。買取価格は生もの」と言えます。
不動産査定価格が妙に高い不動産業者に注意!
不動産一括査定サイトなどを使って、複数の不動産会社から見積もりを取ったとします。
この際、1社だけ他社よりも妙に高い金額を提示してきたところがあるとしましょう。
「高く売りたい!」ということで飛びつきたくなるかもしれませんが、基本的にスルーすることをおすすめします。
なぜなら、最初から「高い不動産査定価格を出して顧客をひっかける→売却査定価格を下げる」といった手法を使ってくる企業が存在するからです。
簡単に言えば、「どうせ下げるけれど、高い金額で利用者を釣ってしまおう」ということですね。
注意が必要だと思います。