不動産査定書とは?何に使う書類なのか?

ここでは「不動産査定書とは?」と題して解説していきます。

 

不動産査定書とは?

不動産査定書とは?
売却対象の情報、査定価格、査定の理由などが書かれた書類のこと

 

査定の理由としては、

 

  • 査定価格の計算式
  • 参考にした「他の不動産の売却事例」
  • 不動産のコンディション
  • 修復歴
  • 築年数

 

などが書かれていることが多いです。

 

ただし、不動産査定書に決まったテンプレートがあるわけではないため、不動産業者によって記載内容が異なると考えてください(基本的な部分は共通していますが)。

 

不動産査定書に関する注意点

「不動産査定書とは?」という回答に関する基本的な答えを紹介しました。

 

さて、不動産査定書についての注意点があります。

 

査定金額に幅があるときの対応

不動産査定書に載っている査定金額に「○万円~○万円」と幅がある可能性があります。
これに関して、「査定金額は○万円ですが、最初はさらに上乗せして売りに出すべきです」などと「金額に幅がある根拠」をきちんと述べてくれるのであれば問題ありません。

 

ただし、「いやあ、ハッキリしたことは言えないので……」などと回答してくる場合は信頼しないほうが良いでしょう。
単なるノウハウ不足であると考えてまず間違いありません。

 

不動産査定書の「見やすさ」も大事です

不動産業者はチラシやウェブサイトなどを使って、売却対象の不動産の売り出しを行います。
このチラシやウェブサイトが見にくいものであると、買ってくれる人が見つかりにくくなる恐れがあります。

 

そこでおすすめなのが、「不動産鑑定書が見にくい不動産業者は避ける」という方法です。
不動産査定書レベルの書類さえ見にくいとなると、チラシやウェブサイトの出来栄えも期待できません。

 

「流動性比率」もチェックする

詳しく解説すると長くなりますが、簡単に言うと「対象となる不動産の売却のしやすさ」を表すのが「流動性比率」です。

 

普通は100パーセントなのですが、何らかの要素があると「上限110パーセント/下限85パーセント」の範囲で調節が入ります。
例えば、流動性比率が90パーセントなのであれば、不動産査定価格が通常から10パーセントダウンします。

 

流動性比率が100パーセント以外である場合は「なぜ、流動性比率が○○パーセントなのですか?」と必ず聞いてみましょう。
これに対して曖昧な回答をする不動産業者は避けることをおすすめします。