離婚時の財産分与に不動産一括査定サイトが役立つ

離婚する場合の財産分与において、不動産一括査定サイトが活用できるケースがあります。

 

家の財産分与をどのように行うのが手順を見ていきましょう。

 

離婚時の財産分与の手順:ローンの名義人と残高のチェック

ローンの残高がハッキリ分からないと財産分与ができないのでまずはチェックします。
借入先の金融機関等と話せば、ローンの残高を教えてもらうことができます。

 

ちなみに、「ローンの名義人」と「不動産の名義人」が異なる場合もあるので注意してください。
それから、「ローンはどちらか一人の名義だが、不動産は二人の共同名義になっている」という可能性もあります。

 

離婚時の財産分与の手順:不動産一括査定サイトを使って不動産の査定をする

 

不動産一括査定サイトを使って、不動産のだいたいの売却金額を把握しましょう。
これには、「財産分与をする対象物の、おおまかな金額を把握する」という意味合いがあります。

 

不動産一括査定サイト以外にも、「不動産鑑定士を利用する」などの方法もありますが、不動産鑑定士に依頼すると有料になってしまうので、最初の段階ではおすすめしません。
とりあえず、無料の不動産一括査定サイトを使えば十分だと思います。

 

離婚時の財産分与の手順:不動産を売るか否か選択する

手順1~2により、

 

  • 今の不動産のおおよその価値
  • ローン残債(と名義人)

 

が判明したことになります。

 

そして、これによって「不動産を売るべきかどうか」が分かります。

 

「不動産のおおよその価値」がローン残高よりも高いのであれば、不動産を売る→そのお金でローンを完済する→残りのお金を二人で分割するという手順で財産分与を完了させることができます。

 

逆に、「不動産の価値」がローン残高よりも低い場合は、基本的に不動産を売却することができません。
どちらかが住み続けつつ、ローンを返済し続けるのが妥当です。
「ローンの支払い方をどうするのか」や、「名義人をどうするのか」は相談して慎重に決めましょう。

 

離婚時の財産分与には「公正証書」がほぼ必須

「不動産一括査定サイト」とは別の次元の話のような気もしますが、最後に離婚時の財産分与におけるポイントを。

 

細かな部分まできちんと取り決めて「公正証書」を作りましょう。
公正証書があれば、不履行が発生しても強制的に執行させることが可能だからです。
公正証書の作成は有料ですが、コストを超える価値があると言えます。